── 野球の話ばかりになってしまいそうなので(笑)、アーティストとしての河野さんの経歴に話を戻したい
と思います。最初のデビューのきっかけは、全日本アニソングランプリの第4回大会でグランプリを獲得したこ
とでした。当時、どんなお気持ちでしたか?

河野 小さな頃から歌手になりたいと思っていたので、オーディションのひとつとしてアニソングランプリに応
募したんです。もちろん最初はグランプリを取れるなんて思ってなかったんですけど、ファイナルまで残ること
ができて、自分に可能性があるように思って複雑な気持ちになりました。最後にグランプリが決まったときはう
れしいというより、「これからどうなるんだろう? 自分はちゃんと活動できるんだろうか?」という気持ちの
ほうが大きかったです。ですから、当時の映像を見ると、私は泣いてないんです。

── 感激するよりも先に、これからの不安を感じてしまったと?

河野 そうですね。アニソンの世界で、私はどんな歌手を目指していけばいいんだろうかと考えていました。

── 最初にデビューしたときは、約2年半の間に3枚のシングルと1枚のアルバムをリリースされています。
また、アニソングランプリの歴代グランプリ受賞者7人によるユニットAG7での活動もありましたね(TVア
ニメ「最強銀河 究極ゼロ〜バトルスピリッツ〜」エンディングテーマ「Endless NOVA」を歌唱)


河野 懐かしいです(笑)。AG7の頃はメジャーで歌うのはこれが最後かも、と思いながら活動していたので
、レコーディングとかミュージックビデオの撮影をすごく鮮明に覚えています。

── そこから、どうなっていったのでしょう?

河野 メジャーレーベルのアニソンシンガーとして、いつ来るかわからないチャンスを待つより、
自分なりの活動をしていくことを選びました。たまにイベントやライブで歌う機会をいただきながら、今まで
したことがなかった作詞・作曲に挑戦したり、野球のツイートをしたり。でも、「いいね」がほとんどつかなくて、こんな時間が
いつまで続くんだろうと思うことが何度もあって、苦しい時期でした。

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