「劇場版 のんのんびより ばけーしょん」見どころは美術にも!こだわりの背景を「草薙」スタッフが解説

『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』が8月25日より公開中だ。劇中では旭丘分校メンバーが
沖縄旅行へ出掛けていくが、それを盛り上げるのが「草薙」による背景美術。美術監督・赤坂杏奈
氏と美術設定・綱頭瑛子氏にお話をうかがった。

美術背景を手がけた草薙とは?

アニメ・ゲーム専門の美術背景会社である草薙は、前代表の中座洋次氏を筆頭に現代表の須江信人氏、
小倉一男氏、木原祐慈氏ら』シリーズや『ぼくのなつやすみ』シリーズ、アニメでは『劇場版 鋼の錬金術師
シャンバラを征く者』『ONE PIECE FILM GOLD』『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』『宇宙よりも遠い場所』
『七つの大罪』などを手掛けており、2018年夏アニメでも『はねバド!』『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』『あそ
びあそばせ』といった作品に参加中。そのクオリティの高さに定評がある。

「ばけーしょん」ならではの背景のこだわりポイントは?

そんな草薙はアニメ『のんのんびより』シリーズとも、第1期(2013年10月〜12月放送)と第2期
(2015年7月〜9月放送)、そして今回の『ばけーしょん』という長い付き合い。
「いつもの田舎の風景よりも沖縄・竹富島がメイン」となった劇場版の背景については、美術監督
の赤坂氏は「陽射しが強く降り注ぎ、その光に反射する地面の白さ、青々とした木々、独特な植物
など、風習・風土をふまえて描かせていただきました」と説明する。

また美術設定の綱頭氏によれば、『ばけーしょん』では実際にある場所や建物を使用するうえで「写真を元にしつつも
余計なものは省いて自然物は、絵になるように配置しました」とのこと。
背景づくりにおいては「シナリオにもよりますが、なるべくそのシーンの感情のイメージも反映する」こともあったという。