■アリシアたちを手伝うようケイリーに電話してきた
 バリー・シェック氏とは?

死刑囚はもしかしたら無実かもしれない。
アリシアたちにそう思わせる電話をかけてきた
ケリガンという書記官がかつてイノセンス・プロジェクトで
ケイリーと行動を共にしていたことがわかります。
そこでカリンダはケイリーからケリガンの情報を聞きだそうとして
電話をしましたが、断られてしまいます。無理もありません。
ケイリーは検事局に身を置く者である上、
アリシアに対して決して良い感情を持ってはいないのですから。
そこでアリシアたちはバリー・シェック氏に頼んで
ケイリーに電話をしてもらいます。バリー・シェック氏は
実在の人物でイノセンス・プロジェクトの設立者の一人です。
今回はシェック氏自身が本人役でドラマに出演していました。
イノセンス・プロジェクトは1992年に設立された組織です。
有罪判決を受けた無実の人々を
最新のDNA鑑定技術を駆使して救う活動を続けています。
イノセンス・プロジェクトの公式サイトによると、これまで救った
人の数は250人以上。しかもそのうち17人は死刑囚でした。
バリー・シェック氏の名が特に知られているのは、
ケイリーがドラマの中で言っていたようにあの
「O・J・シンプソン全米選抜弁護団の」ひとりだったからです。
1994年に別れた妻を殺害したとして起訴されたシンプソン氏は
その持てる財力を使って名うての弁護士たちを集めて
ドリーム・チームともいえる弁護団を結成しました。
この弁護団の中でDNAの専門家として雇われたのがシェック氏です。
ケイリーは自分も関わったイノセンス・プロジェクトの代表
バリー・シェック氏から直接電話をもらったのです。