「この恵方巻、切られてないじゃねーか!」「学生なのになんで勉強しないでこんなことしてるんだ!? 学生をバイトに使うなんてもう二度とここを利用しない!!」
「今まで撮ったチェキ写真返すので、代金返してください」「自転車に乗って入店してはいけないなんて何処にも書いてないだろ!!!」
というように、コンビニやレストラン、居酒屋、洋服屋、家電量販店など、あらゆるお店で店員が客から言われた理不尽な
(というより、ほとんど意味不明な)言葉の数々が集まっています。多くはもはや笑い話のレベルではありますが、
現場で実際に理不尽クレームを言われるほうはたまったものではありません。こういったモンスターカスタマーのやっかいなところは、
従業員はもちろんのこと、ほかの顧客にも被害が及ぶことです。たとえば、店内で大声を上げてクレームをつけている人間がいれば、
ほかの客の迷惑になってしまいますし、店外からその様子を見ていたら、店に入ろうと思っていた人でも、思わず入るのをためらってしまいます。
2018年の11月に、福岡県北九州市のコンビニで、30歳の男が18歳の女性店員に激怒し、土下座を強要した事件がありました。
男は土下座の強要だけでなく、お金を置くトレイを投げつけたり「殺すぞ」と脅したりしたといいます。男は強要と威力業務妨害の疑いで逮捕されています。
これだけ激怒しているなら、それなりの理由がありそうですが、実はこの男、単に「店員の態度が悪かった」という理由でここまで怒っていたようです。
・もはや恫喝・ふだん上司とか取引先にペコペコしてる人間ほど、勝手に「自分より下」だって認定した人に横柄な態度で接するんだよね
・すごい時代になってきたな・店員にはもちろんのこと、その場にいた顧客にも迷惑がかかっている。害悪でしかない
店員に土下座させるのは、それだけで強要罪などにあたる可能性が高い、れっきとした犯罪行為です。ただ、中にはその様子を写真や動画で撮って
「態度のなってない店員を教育してやった」と得意気にSNSにアップするような人間も定期的に出てくるようです(もちろん大炎上しますが)。