これは中国人民解放軍の戦闘能力を国際的な水準に強化するために、最新の陸海空軍のミサイル技術を中国に売却するというものです。
80年代、84年には140号にも署名しまして、強くて安全、かつ安定した中国は
アジアと世界の平和の維持に役立つはずであるため、その近代化も助けるべきと言っています。

ちょっと待ってください、中国は危ないから自衛隊がしっかりやって、日米同盟強化しようと言ってたのではなかったのでしょうか。
何でお前そこでやって、向こうも強くしてるのだよ、という話ですよね

これは20年前だったら絶対われわれの目には入らなかったことです。
今はインターネットがあるから、われわれはこう資料を実際に引っ張ってきて読むことができますが、20年前はこういうものがなかったのです。
このインターネットが出てくるまでのわれわれ日本人というのは、完全に主要5紙しかなかったわけですね。

その主要5紙がみんな、アメリカの手のひらの上でコロコロ、5本の指みたいなものですよね。
これと同じなのです。同じ腕から出る5本の指の違いだけなのですよ。
その中でわれわれは選んでいただけの話です。

もう超左の人は朝日、かなり左で変なことを言うやつは毎日、超右は産経で、ちょっと偏見、というほどは言わないけ
ど、というのが読売で、中間のどうでもいい、もうそんなことどうでもいいけど金もうけしようぜという日経、
そういうところがあるのだろうなと思います。

インターネットのおかげで今、われわれもこういう資料に自由にアクセスできるようになったので、
今調べていくと驚愕の事実がドロドロと出てくるのです。

マイケル・ピルズベリーさん、話題になりました『China2049』という本を書いた人です。
この方は、対中極秘援助は現在も継続中であると言っています。
今もやっているのです。今もやっております。一方、日本政府から、この件に関する問い合わせは一切なしだそうです。

なぜですか。日本は憲法で軍隊を持たないと宣言しているし、また日本版のCIAと言える組織もありません。
いくら同盟国といえ、そのような国に教える義務はないと言い切ってます。
本音ですね。「だって聞いてこなかったし、聞いても分からないだろう、お前たち」という話です。

われわれはこんな大きな視野でビジネスやっているのに、自分の八百屋のことだけ考えたって意味ないだろう、うちは
商社だよ、という話をされてしまっているということなのですね。情けない話であると思います。
その八百屋は世界最高の品質管理技術と、世界で一番甘いトマトとイチゴを
売っているところなのですが、商社には勝てないということなのですね。