1) 足の感染症
 糖尿病患者は、神経障害で痛みを感じる感覚が鈍くなっていることや、動脈硬化によって血流が悪くなっていることなどから、
靴ずれ・ケガ・火傷(やけど)などが悪化して、足の潰瘍(かいよう)になり、さらには足の組織が死んでしまう壊疽(えそ)という重大な状態に陥りやすいのです。
 日本では、足の壊疽によって年間数千人の糖尿病患者が足を切断しています。足切断原因の第1位が糖尿病です。