ベトナムを始め多くの国が食品輸出を一時的に禁止した後、
食品の多くを輸入に依存している中国は最近、食糧不足の兆候を見せています。
甘粛省臨夏県の内部文書によると、当局は各世帯に最低でも3ヶ月分、できれば6カ月分の
穀物を保管するよう求めていた事が判りました、
武漢で発生した新型コロナ肺炎は世界中で猛威を振るい、中国の人達に食糧需要についてパニックを引き起こしています。
特に湖北省、重慶市などでパニック買いの波が押し寄せています。

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中国の新華社通信や他の公式メディアは、中国の主な食糧は十分であると
繰り返し強調し、買い占めを辞めるように報道しています。
実際に食物を買い占めようとしていたSNSで話していたと噂されただけで逮捕されたネチズンもいます。

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しかし、最近「共産党臨夏県委員会事務局」の署名入りのいわゆる公式機密文書が
オンラインで流布されました。」この文書は、3月17日に臨夏県委員会が食糧安全保障の取り決めの為、特別会議を開いたことを示しています。

【この文書の日付は2020年3月28日】
【州党委員会、州政府、郡、市は、穀物、牛肉、羊肉、油、塩などのさまざまな種類の
生活材料をさまざまな経路で転送および保管するために可能な限りのことを行う必要があります。
予期しないニーズが発生した場合に備えて、6か月まで細かくします。】

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湖北省の毛沢東氏は木曜日(2日)へインタビューで、
「私も削除される前にインターネット上で広く流布されていたこの文書を読んでました、
 地方政府により対応が異なるとは思いますが、私たちの地域のリーダーは実用的なので 
 人々が直面する可能性のある食糧不足状況に取り組んでいると信じてます」
と語った。


人口約14億人の中国は、世界最大の穀物輸入国であり、大豆の80%近くを
輸入に依存しており、毎年1億トンを超える穀物が輸入されています。
10日前、ベトナムは3月24日から米の輸出禁止を発表しました。
キルギスはまた、6か月以内に主に11品目からなる食料品の輸出を禁止しました。
カザフスタンは小麦やニンジンなどの農産物の輸出を禁止しました。
タイは米と卵の輸出を停止すると発表しました。
しかし、中国の公式メディアは最近、国民をなだめるのに十分な食糧備蓄がある事を強調する
記事を繰返し発表しています。

武漢在住のSun Dawei氏が語ったところによると、武漢や他の場所で
最近米のパニック買いがあったとのことです。

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「武漢ではは確かに米のパニック買いですがありました。
 小売りだけではなく卸売市場でも見られました。
 公式情報筋によると4月から5月の間にサプライチェーンが寸断
 されようとしているため、白沙州最大の農業市場にある米は、
 最近多くの人々に毎日購入されており、価格は次第に上昇しています」

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https://www.newsnow.co.uk/
ねむい...