“青汁王子”脱税疑いで強制捜査
02月12日 11時30分

健康食品の通信販売で会社を急成長させ、「青汁王子」のニックネームでテレビ番組などに出演していた29歳の社長が、架空の経費を計上する手口で会社の所得を隠していた疑いがあるとして、東京地検特捜部は法人税法違反などの疑いで関係先の強制捜査に乗り出しました。

捜索を受けているのは、東京・渋谷区の通信販売会社「メディアハーツ」で、関係者によりますとこの会社の三崎優太社長(29)は、架空の経費を計上する手口で会社の所得を隠し脱税したとして、法人税法違反などの疑いが持たれています。
三崎社長は高校中退後に18歳で会社を起業し、若い女性をターゲットにした「すっきりフルーツ青汁」などの健康食品を通信販売でヒットさせ、民間の信用調査会社によりますとおととしの会社の売り上げは120億円余りと、4年前のおよそ20倍に急成長しています。
また「青汁王子」のニックネームで民放やインターネットの番組にも出演し、仮想通貨の投資に関する著書も出版していました。
東京地検特捜部は法人税法違反の疑いで会社の強制捜査に乗り出し、資金の流れについて実態解明を進めるものと見られます。