哲学で大事なのは、「どう相手を論破するか」じゃなく、「どう社会や実生活の中で生じる根源的な課題を体系化して説明づける」かにあるよ…………
弁証法が論破に優れた思考法だから、それに特化した話し方をして哲学や哲学徒を莫迦にする人間が多いが、弁証法だって元々は「問題の原因を遡り究明する」所にあるし、それが哲学の発展ともに観念的な性質を帯びたからといって、観念的、形而上的、哲学的な体系化が実生活に役に立たないという結論にはならないのでは…………