■Google Allo
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.fireball

■Google Duo
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.tachyon

Google I/Oより。
Googleが新しいテキストチャットアプリAlloと、ビデオ通話アプリDuoを発表しました。

AlloはAIアシスタントを搭載しており、チャットの入力内容によって自動的に相手に返答文例を提示したり、
食事の相談をすれば近場のレストランを示したりします。

一方、Duoのほうは通話開始前の呼び出し段階から相手に映像が伝わるため、より自然な会話の導入が可能。
また低速回線でも720pの高画質で映像を送れます。いずれも会話・通話を始めるには電話番号を使用します。


▶テキストチャットアプリ『Allo』
 
テキストチャットアプリAlloの特徴は、Google AssistantのAIによる自動応対機能「Smart Reply」搭載によって会話をスムーズにしてくれるところ。

たとえば、相手が質問を投げかければ、それに対する返答の候補を例示してくれるため、ユーザーはそれを選ぶだけで回答できます。
もちろん自分の言葉で伝えても問題ありません。この機能は相手が投稿した写真を解析し、返答のためにそれを褒める言葉まで例示してくれます。

また会話の中で食事に行くことになれば、Googleお得意の検索機能が使えます。たとえばイタリアンの店を尋ねることで適当なお店を検索、紹介してくれたりもします。 

こういった仕組みは、チャット中の会話で投稿された写真などをGoogleのサーバーが裏でAI解析していることで実現されています。
つまり使えば使うほどその精度は上がっていく可能性があるということです。
使い始めは互いにAIが用意した返事を投げ合って微妙な雰囲気になるかもしれませんが、こなれてくればユーザーの言い回しなども学習し、ほとんどAI同士が会話していても互いに気付かないなんてことも起こるかもしれません。

そのほか、ユニークな機能としては小さな声や大きな声をテキストチャットの中で表現するための、文字サイズの調節機能も搭載されました。

ちなみにAIがチャットに絡む機能としてはFacebook MessengerのChatbot機能があります。こちらは企業の窓口応対をAIが担当するような用途を想定していました。同じAIでも使い方で大きくイメージが変わるものです。