サムスン電子が今年4〜6月期に日本モバイル市場で6年ぶりに最も高いシェアを記録した。現地で今年5月に発売された「Galaxy(ギャラクシー)S10」の販売量が例年に比べて増加した結果だ。

26日、市場調査期間ストラテジー・アナリティクス(SA)によると、サムスン電子は4−6月期の日本スマートフォン市場でシェア9.8%(出荷量60万台)を記録した。
現地の市場シェア2位で、サムスン内部では内心ふた桁シェアも期待する雰囲気だ。

日本はアップルの人気が特に高い地域だ。今回の調査でもアップルのシェアは半分を超えた50.8%であることが分かった。昨年同期と比べると、アップルは45.6%から50.8%に、サムスン電子は8.8%から9.8%に伸びた。

アップルとサムスンに続いてシャープ(7.2%)などの現地企業が3〜4位を占めた。シャープは前年同期(5.1%)比2.1%ポイント上昇した。
同じ期間、中国ファーウェイ(華為)は5.9%(4位)から3.3%(5位)にシェアを落とした。米国トランプ政府の通商強硬策で日本の通信キャリア各社がファーウェイフォンの販売を今年5月から約1カ月間、一時的に中断したためだ。

SAの調査で、サムスン電子が10%に届くシェアを達成したのは2013年以後6年ぶりとなる。アップルが初の大画面スマートフォンであるiPhone6を発売した2015年(4.3%)と、
その翌年である2016年(3.4%)には5%未満にとどまった。2017年から反騰を始めて5.2%、2018年6.4%に上昇の勢いに乗った。

サムスンはこれまで、日本市場攻略のためのさまざまな試みを繰り返していた。今年7月には現地トップシェアを誇るNTTドコモを通じて五輪限定モデル「Galaxy S10+ Olympic Games Edition」を発売した。
スマートフォン裏面と無線イヤホン「Galaxy Buzz」に、来年開かれる東京五輪のエンブレムを刻印した。

サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長も日本国内のモバイル事業拡大に力を注いでいる。3カ月前の今年5月には、東京にあるNTTドコモとKDDI本社を訪問して両者の経営陣と5世代(5G)移動通信事業について意見を交わした。
3月には東京にオープンした大規模体験館「Galaxy Harajuku」を訪れて日本消費者の反応をチェックした。
https://japanese.joins.com/article/936/256936.html