ドイツテレコム、5G機器契約凍結 ファーウェイ巡る動向見極め
https://jp.reuters.com/article/deutschetelekom-idJPKBN1Y90DA

[ベルリン 4日 ロイター] - ドイツテレコム(DTEGn.DE)は4日、第5世代移動通信システム(5G)向けの
機器購入契約をすべて保留にしたと明らかにした。中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]を
国内5G網から排除するかどうかを巡り独政府が結論を出すのを待つ構えだ。

メルケル首相率いる連立政権内ではファーウェイ排除を主張する声が幹部から出ている。ファーウェイは
ドイツや欧州の既存通信網に主要な機器を供給している。一方、米国では、ドイツテレコム傘下の
携帯電話大手TモバイルUS(TMUS.O)と同業スプリント(S.N)の合併計画に反対する訴訟が10数件
起こされており、不透明感が出ている。
米政府は5月に安全保障上の理由で、ファーウェイに対する事実上の禁輸措置を発動し、同盟国に同様の措置を
講じるよう求めてきた。ファーウェイは同社が中国政府の影響下にあるとの米国の主張を否定してきたが、
ドイツテレコムがファーウェイと新規に契約する可能性を示せば、Tモバイルとスプリントの合併計画に
悪影響が及ぶ恐れがある。