酒で失敗…山口達也容疑者を助長させた事務所とメディア過保護ぶり

元人気グループ「TOKIO」の山口達也容疑者が道路交通法違反(酒気帯び運転)で現行犯逮捕された。
また、酒での失敗だ。

9月22日午前9時半ごろ。自分で運転する1200ccのハーレーで、信号待ちしていた乗用車に衝突。
運転していた男性と山口容疑者にけがはなかったというが、
山口容疑者の呼気から基準値の5倍を超えるアルコールが検出された。

友人宅に向かう途中だったらしいが、1リットル中0.7ミリグラムのアルコールは、
500ミリリットルの缶ビール7〜8本分だとか。「家で一晩中飲んでた」と供述しているという。

世間を騒がせる大きな事件は、これで2度目。一度目は2年前の‘18年4月、
NHKEテレビ「Rの法則」に出演していた16歳の女子高生を自宅に呼びつけ、わいせつ行為をしたことだ。

その時もかなり酩酊していたという。女子高生は、警察に相談。内偵捜査が続いている中で
「Rの法則」の収録が行われたのは逮捕前日。収録日には、約30人の新人局員が番組見学にやってきていた。

その彼らに満面の笑顔で、山口は「早く偉くなって、僕を使ってくださいね」と、お願いしていたというから、
女子高生に取った行為が、事件にはなることはないと高をくくっていたんだろう。

いまは離婚した妻と交際中のときに、バリ島への婚前旅行を成田空港で直撃しようとしたことがあった。
目の前に彼がいる。話を聞こうと思ったその直前に、局から、

「接点を持たないで。カメラも回さないで。放送できないんだから」
と厳重注意が入った。事務所に対するテレビ局の忖度だ。

目の前にスクープがあるのに、声を掛けられないくやしさ。
その後、山口、本人に話を聞くときに、そんなことがあったと伝えたら、

「(放送は)出来ないでしょう。無理ですよ」と、笑って跳ねのけられた。
そのとき、“何があっても事務所に守られてきたんだな”と思った。