BBCの記事を読み進める限り、まだ患者を受け入れ治療する余力があるのにも関わらず、
軍が増設した病院は使わない、酸素を投与するか、
患者を病院に移すかは「倫理的なジレンマ」になり得るといいます。
評論家Mikael Fjallid氏は、この野戦病院は、
首都の役人が高齢者の入院に慎重になっていることを示唆すると話しています。
一方、イギリス、ドイツ、デンマークは、
患者を選別したり酸素を与えないというような
処置はしていないと書かれています。
英国では、Covid-19の患者は必要なケアについて
「どんな年齢や病気があっても」利用可能。
ドイツ高齢者・障害者支援協会によると、コロナウイルスの症状を持つ
すべての患者は医師の診察を受けており、
必要なケアを受けていない患者は一人もいない。

デンマーク看護協会によると、
現在、酸素を必要とする患者はすべて病院に送られているという。
しかし、今後のガイドラインに年齢が影響することはないが、
人工呼吸器が不足している場合には見直される可能性がある。
(デンマークは新規感染者がゼロ)

これらを踏まえると、スウェーデンは「死生観が違う」と
無理に誤魔化しているように思えてしまい、
実際は社会的なネグレクトが色濃い印象を持たざるを得ません。

スウェーデンの市町村では、基本的な衛生手順や服装ルールを守っている
介護職スタッフは6割に満たなかったことが判ったといいます。
この数字は例年5割程度ですが、
コロナ騒動の影響で衛生観念が強化されていると期待されたにも関わらず、
10%しか上がってなかったといいます。
スウェーデンで訪問介護をしている知人からは、
マスクをするかしないかでまだもめてると聞きます。