人々は次のことを思い浮かべるべきであった。
つまり、

血に荒れ狂った内乱からはしばしば
鋼鉄のように堅く健全な国民体が生起したのに、
他方、人為的に育成された平和状態からは、前代未聞の腐敗が生まれたのも
一度や二度の例では済まない

という事実である。
民族の運命はピカピカした革手袋をはめた手で丁重に変えられるものではない。