絶対にやむをえないという理由もなしにまず武器を投げ出した民族は次の時代になっても、
再び力に訴えて自分たちの運命を変更しようと企てるより、
むしろ軽蔑と強奪を耐え忍ぶものである。
これは人間的に当然なことである。

賢い勝利者は、可能な限り、自分の要求を幾度も分割して敗北者に課するだろう。

そのように運べば勝利者は、節操を失ってしまった民族が
そのような個々の圧制のどれに対しても、もう一度武器をとるに足る十分な理由を
もはや感じ取れない、ということを期待してよいのである。