人生を建設するには一つ一つの行動からやっていかなくてはならない。


人間の生の営みはすべて、今にある。
過去はすでに為されたものであり、未来は不確かなものだから。


人生のあらゆることを、それが最後だと思って行いなさい。


人間の真の価値は、何を目指すかによって判断される。


不死の神々と我々に喜ばしきことを与え給え!


もし君が同時に継母と実母とを持っているとしたら、
君は前者に仕えるはずであろうが、しかし君が絶えずもどって行くのは
実母のもとであろう。宮廷と哲学は君にとってちょうどこのような関係にある。


君がなにか外的の理由で苦しむとすれば、
君を悩ますのはそのこと自体ではなくて、それに関する君の判断なのだ。


善い人間のあり方如何について論ずるのはもういい加減で切り上げて
善い人間になったらどうだ。


あらゆる行動に際して一歩ごとに立止まり、自ら問うてみよ。
「死ねばこれができなくなるという理由で死が恐るべきものとなるだろうか」と。

マルクス・アウレリウス