俺が言いたいのは音楽理論なんて時間の無駄だということ。
ドリアンモードなんてセンスが悪いテクニック分析屋のためにあるのさ。自分の音楽を作れよ。


だんだん消えていくくらいなら、激しく燃え尽きた方がましだ。
覚えておいてくれ。消え去るより、燃え尽きた方がいいんだってことを。


日本のライブの警備にはムカついたね。
アメリカでもあんな風にオーディエンスが警備員に殴られることはあるけど、
日本での押さえ方は非常識だよ。
おかげでこっちも気になって演奏しにくいし、本当に最低だったよ。


とにかく速くて、アッという間だった。
どう対処していいかわからなかったんだ。
ロックスター講座なんてのがあったら、受けたかったよ。役に立ったかもしれない。


何でみんな叫ぶんだ?俺たちの中に、みんな何を見ているんだ?


とにかく俺は、そのグランジとやらで気恥ずかしい思いをするのに疲れてしまった。
俺はもうそういうものは越えちゃったんだよ。


俺は本当に暗いガキだったんだ。
毎晩、ある時間になると俺は自分を罵りながら床に就いた。
息を止めて頭を破裂させようとしたこともある。
頭をブッ飛ばせば、みんなが悲しんでくれるんじゃないかと思いながら...。
死にたかった。殺したかった。ブチ壊したかったんだ。


俺達は常にポップな曲を書こうと心がけている。
パンクとポップにそれほど大きな違いはないというのが俺の意見なんだ。


コートニーと俺がそんなにいかれていると思わない。
ふたりとも、いままでの人生に愛を欠いていて、それをもの凄く欲している。
だから、目指すものがあるとすれば、
それはできる限りの愛情をフランシスに与えることなんだ。
それなら悪いことにならないだろう。

カート・コバーン