だから覚えておいてくれ、徐々に色あせていくなら、いっそ燃え尽きたほうがいい 
ピース、ラブ、エンパシー  カートコバーン。


7歳の時からあらゆる一般人を憎むようになってしまった。
なぜなら他の人間はあまりにも簡単に他人の感情を共感しあっているから。
なぜなら自分は人間を愛し人にとても気の毒な気持ちでいるからだと思う。


希望と思いやりに溢れたがんばり家の女神を妻に持ち、
かつての自分に良く似た娘は愛や歓びに満ち、
娘に善くしてくれる無垢な人たちみんな誰彼なくキスをする。
そんなことがとりとめがつかないほどの恐怖感を与えるんだ。
フランシスが自分のように惨めで、自棄で、やがて自殺するロック歌手になるなんて想像に耐えられない。


フランシス、コートニー。俺は、これからは祭壇にいるから。
コートニー、フランシスを頼んだ。
俺がいなくなったら、もっともっと幸せに過ごすことができるフランシスの人生のために。
アイラブユー。愛してる。


「ネバーマインド」が子供を育てられるくらい売れることを祈りたいよ。


何かもっとメチャクチャにヘヴィなもの、
だけど同時にメロディアスなものを求めていた。
ヘヴィ・メタルとは違うもの。アティテュードの異なるものをね。


たとえコートニーと俺が離婚するようなことがあっても、
あの娘の前では二人の間に気まずい空気が流れるような状況には決してしない。
その手のことは、子供をダメにしかねないからな。
でも、そうなってしまうのは、親があんまり賢くないのが原因なんだ。


自分はもうずっと長いこと、音楽を聴くことにも、曲を作ることにも、
何かを書くことにも、喜びを感じなくなってしまった。
ステージ裏に戻って、ライトがすべて消え後、熱狂的な聴衆の絶叫をもってしても、
聴衆の愛と崇拝を喜び楽しんでいたフレディマーキュリーが感じたように
喜び楽しみを感じることはできなかった。
フレディマーキュリーみたいにできるのは本当に立派だし羨ましいと思う。

カート・コバーン(アメリカのボーカリスト)