0112名無しさん@お腹いっぱい。
2019/05/16(木) 17:30:14.33ID:rNPLCH7D人間の嫉妬は、彼らがみずからいかに不幸に感じているかを告げるもので、
彼らが他人の行為に絶えず注目しているのは、
彼らみずからが退屈していることを示すものだ。
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未だかつて、自分は本当に幸福だと感じた人間は一人もいなかった。
もしそんなのがいたら、多分酔っぱらってでもいたのだろう。
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悲しみのほぼすべては他人との関係から生まれる。
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卑しい人たちは、偉人の欠点や愚行に非常な喜びを感じる。
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熟慮を重ねることによってのみ、読まれたものは、真に読者のものになる。
食べ物は食べることによってではなく、消化によって我々を養うのである。
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幸せを数えたら、あなたはすぐ幸せになれる。
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読書で生涯を過ごし、さまざまな本から知恵をくみとった人は、
旅行案内書をいく冊も読んで、ある土地に精通した人のようなものである。
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人はなんでも忘れることができるが、
自分自身だけは、自分の本質だけは忘れることはできない。
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知は力なり――とんでもない。
きわめて多くの知識を身につけていても、少しも力を持っていない人もあるし、
逆になけなしの知識しかなくても最高の威力をふるう人もある。
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虚栄心は人を饒舌にし、自尊心は沈黙にする。
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人々は閑暇を犠牲にして富裕を得る。
だが、富裕は自由な閑暇があってこそはじめて望ましいものとなる。
富裕のために自由な閑暇を犠牲にしなければならないならば、私にとって富裕が何になるだろうか。
ショーペンハウエル