済州道、中国の大洪水による低塩分水の沿岸流入で非常事態 2020-08-03
http://japan.hani.co.kr/arti/international/37362.html
済州道は2日、「中国長江大洪水非常対策会議」を開き、中国発の低塩分水の流入の可能性と段階ごとの
対応策を協議したと発表した。

道は、6月中旬以降に始まった中国南部地域の集中豪雨により、長江からの流出水量が平年に比べ44%
増加していると分析した。長江は先月12日に毎秒8万3200トンの流出量を記録し、26日現在でも7万トン以上の
流出量を記録している。これは、済州島海洋水産研究院が長江の流出水量の観測を開始した2003年以来、
最大規模だ。

この流出水量は、済州島沿岸に低塩分水が流入し、魚介類などの水産物が大量死する被害が発生した
2016年の6万6700トンに比べても多い。長江から流出した淡水と海水が混ざり、塩分濃度30psu(海水1キログラムに
溶け込んでいる塩分の総量を表す単位)以下の低塩分水となって済州沿岸に流れ込めば、済州道沿岸の
魚介類などの水産生物にとって脅威となる。