>>657を見ても
重力式コンクリートダムの
コンクリート打設の問題点。
(1)ダムコンクリートの特徴
重力式コンクリートダムは、コンクリートの大断面を 有する典型的なマスコンクリートであり、その特徴とし てひび割れの発生が懸念される。ひび割れが起こるメカ ニズムは、以下の通りである。
・マスコンクリートは、一般的なコンクリート構造物 と比べ、セメントの水和熱が大きい。そのため、 コンクリート内部と外部との温度差が大きいこと から温度応力によるひび割れが発生しやすい。
・硬化後は、セメントの水和熱により内部温度が急激 に上昇し、最高温度に達した後、数年から数十年 を経て最終安定温度に達する。この温度上昇-温 度降下によりコンクリートに膨張-収縮の膨張量 の差によって発生する内部拘束によりひび割れが 発生しやすい。
・内外の温度差が小さくなって構造全体が温度低下す るとき、その収縮変形が外部の拘束体(岩盤等) によって生じる外部拘束により、ひび割れが発生 しやすい
ひび割れ対策として
鉄筋使用

粗骨材の最大寸法を大きくし、セメント量を少なく する(一般的な鉄筋コンクリートでは20mmまたは 25mmの粗骨材使用に対し、横瀬川ダムでは80mmの粗 骨材を使用)

三峡ダムのコンクリート打設時、動画を見ると
夏場の温度管理が出来てない。
コンクリートの内部から
ひび割れが進行してると思われる。