ネトウヨもダム民もこれ読んでるお前も、敗残者だな

中共の処置は完璧です
非のうちどころありません

三峡ダム崩壊を期待している人達へ http://agora-web.jp/archives/2047266.html
先日、安徽省の�ヘという川の「ダムが爆破された」という報道がAP通信から流された。これはダムの周辺の堤防を爆破したということらしく、ダム本体を爆破したのでない。
しかし、堤防の爆破でも穏やかでないし、ブルドーザーで崩していることは、中国のテレビでも放送していた。
これを見ていて、私は安心した。中国政府が大胆に最善を尽くしているということだからだ、現在の状況は、四川省など長江上流に大量の雨が降って、ダムでも抑えきれず大洪水になっていることだ。重慶では1940年以来の洪水だそうだ。
そして、三峡ダムも能力を超えて緊急放水している。その結果、武漢、九江、南京なども大洪水で、太湖も21mという水位だそうだ。さらに淮河でも深刻で、政府は堤防を切って農業地帯を水没させて都市を守っているということだ。
これは、当然のことで、流域コントロールが円滑に進んでいるというだけのことだ。パリでは冬になるとパリの周りの農村部は全部水没するように最初から堤防が作ってあるからパリは1910年以降水没した事は無い。
ところが、日本では都市を守るのを優先することが、最近はできず、農村部で土嚢を積んだので都市部で河川が決壊して都市が水没したなどということも起きている。
大事な事は、洪水になったら、住民を逃がして、経済的に被害が少なくなるように水没地域を選ぶことであり、それ以前に水没しやすいところに人を住ませたり、重要な経済活動をさせないことだ。ところが、権利意識だけ高くなった日本ではそれができず脆弱になったり、コスト無視で堤防を高くしたりしている。
三峡ダムについては、そもそも防災のために作ったのでなく、発電、華北の水不足解消、重慶まで遡上できる船を3000トンから10000トンに上げるために上げるなど多目的があり、中国の経済発展に多大な貢献をした。
利権の対象に過度になっているか、また、そのために品質が落ちたとかいうのはとくに根拠があるわけでない。10年以上前に台湾の国民党副主席だった故・江丙坤さん(東大で農業経済学博士を取得)と話していたときに、「親中派に転向したのか」と聞いたら「本土へ行って公共事業の実の高さに感心した。あれだけの質で公共事業ができるのは統治機構が健全である証拠だと思った」といっていた。

中国経済についてネガティブな話に日本は飛びついて、大きな流れを見誤ってきた。私は中国経済の将来に相対的には楽観論を半世紀近く言い続けてきているが、悲観論の皆さんがこれだけ長期にわたって誤った見通しを言い続けて平気で、正しい予測をしてきた我々に敬意を払わないのは不思議なことだ。
ただし、中国のインフラや経済について高く評価することは、それを好意的にみることとには、つながらない。中国経済楽観論は、巨大化する中国へ正しい警戒をすることでもある。