1960年前後の男性最高齢を見てみると、織田惣三郎さんが107歳で亡くなった後、馬田鹿蔵さん、廿日出徳三郎さんが107歳まで生き男女を含めた国内最高齢となり、しかもこの時代の長寿界だと女性最高齢は1854年生まれの駒井はるさんとなっており、女性の方が多くなっているる国内最高齢の地位としては珍しく男性が連続して国内最高齢になっているが、廿日出さんが亡くなった後、男性国内最高齢は1857年生まれの長谷川三之助さんとなり、長谷川さんの後には中村四郎左衛門さんとなったが、中村さんが亡くなった後はなんと1860年生まれの松浦幾松さんとなっており、中村さんは1962年11月に亡くなっている且つ松浦さんの誕生日が11月28日である事を考えると、松浦さんは101歳で男性国内最高齢になっている事となり、男性長寿冬の時代が1962年頃に訪れていた事になる。
だから田中カ子さんの次の国内最高齢者は1907年生まれとなり115歳まで生きる可能性はあるが、その次が1908年生まれで115歳に達することはできずに更にその次が1910年生まれで112歳という2010年代以降最低レベルで、かなり酷い場合には111歳で国内最高齢になってしまうかもしれない。
つまり日本の1900年代生まれの人物は、1850年代生まれの男性のようになってしまう可能性があるという事である。
そういった悪夢の冬の時代が来ない事を祈りましょう。