常人逮捕 容疑者、別の強制わいせつ容疑で逮捕予定だった
毎日新聞2017年12月5日 10時16分

3日午後6時ごろ、兵庫県西宮市内の会社の女子トイレから男が出てくるのを盗撮を疑った社員らが取り押さえて西宮署に引き渡した。
身柄を受け取った同署で男の身元を確認すると、同署が1日に強制わいせつなどの容疑で逮捕状を取得、4日に逮捕に出向く予定だったことが判明した。
形だけ見れば、市民に引っ捕らえられて身柄がやってきたようでもあり、想定外の出来事に「かなり驚いた」と同署も本音を隠さない。

男は西宮市仁川五ケ山町3、国公立大学4年、吉田匠容疑者(24)。

3日に建造物侵入の疑いで現行犯逮捕されて同署に身柄があることから、4日に強制わいせつ、建造物侵入の疑いで同署内で逮捕状が執行された。
逮捕容疑は8月18日午後9時10分ごろ、西宮市内のマンションのエレベーターで、乗り合わせた中学3年の少女(14)に対し、
自慰行為を見せつけるわいせつ行為をした、としている。

同署によると、吉田容疑者は逃走したが、現場から採取されたDNA型と、過去の事件で登録されていたDNA型が一致。
「日時場所も覚えています」と容疑を認めているという。【生野由佳】

https://mainichi.jp/articles/20171205/k00/00e/040/188000c