なんかあやしげな3画面のポールポジションがあるなーと思ったらTX-1というゲームだった・・・ってのが
この会社を知ったキッカケだったな。
当時の筐体は外から画面が見えないものが多く、密閉感があったため筐体の座席に座ると何となく恐かった。
原色バリバリのグラフィックやPSGサウンドがさらにその拍車をかけてた。

出るゲームは大型筐体メインでどれもこれもマイナーなイメージがあった。
ゲーメストでは「タツミはいつもセガとぶち当たる。狙いはいいんだけど・・・」などと評されていた。
また、ゲーセンじゃなく主にデパートの屋上などの『ゲームコーナー』で見かけたことが多かった。

ゲーム中のBGMがないゲームが多かった気がする。特にラウンドアップ5はなぜないのか不思議だった。

おれが専門学校生だったころ、『就職実習』みたいなことをやってて、タツミの本社の近くに住んでいる
一部の人間が実習先として行ったみたい。
ただ、行った人間(だけでなく、当時の同級生のほとんど)でタツミがかつてビデオゲームを作っていたという
事実を知る物はおらず、おれのような知ってる人間は歯がゆい思いをした。

既にビデオゲームから撤退していた90年代中期、再参入を匂わせるようなことをゲーメストの年末の
年賀状コーナーでコメントしてた。
技術力はあるメーカーだと当時思っていたので、もし今もビデオゲームを作ってたら・・・と思うと感慨深い。