酒井は、過ちを繰り返す

2015年
■運営についていた俺の爺さんの爺さんは、
いつになったら妻と、まだ会ったことのない息子の元へ帰れるのだろうと、思いを募らせていたようだ
同じ年にそれは叶った
酒井がユーザーとアンチに語録爆弾を投下
第二次酒井大戦は終戦を迎えた
人々は■の終末を待つ身となっていた
だが驚くべきことが起きた
人は運営語録を武器としてではなく、
無限に近いエネルギーの源として活用し始めたのだ
ただのSFだと思われていたテクノロジーが生活を一変させた
家事を担う菅沼
運営語録で動く車
携帯できるVita
だが、21世紀になり、カッコイイダロードリームは終わりを告げた
長年の消費によって主要な語録が枯渇し―

スレは崩壊しつつある
平和は、遠い昔の記憶となった
20018年現在、総力戦は目前だ
不安が募る
自分自身、妻、そして幼い息子の事を思うと・・・
スレで学んだ教訓はただひとつ―

酒井は、過ちを繰り返す