木村「酒井、釣りに行くぞ!!」

麦わら帽子にTシャツ短パン、片手に釣り竿という出で立ちで表れた木村は
早朝から酒井を近くの浜辺へと連れ出した

何なんだよァじ…と呆れる酒井
意に介さず鼻歌混じりに準備を進める木村
バケツいっぱいのもんじゃと、それを練って団子状の餌にしたものを釣り針につける
寝かせた酒井の尻を天に突き出させると、木村は肛門に向けて静かに釣り糸を垂らした

酒井「人の肛門で釣り始めるってど、どう生きたらそうなるわけ?w」
木村「黙ってろ、魚が逃げる」

釣りを始めてから2時間
これといってアタリはなく、時折餌のもんじゃを付け替えるが食われた形跡すらなかった
自信満々だった木村の顔もじわじわと不安の色を帯びてくる

酒井「木村あなたさぁ〜いい加減気づきな?ポイントが悪いってことに」
木村「2時間まったくアタリが無かったからといってポイントが悪いわけじゃねーよ。馬鹿じゃねーの不愉快だわ」
酒井「そもそも肛門で釣れるわけないじゃんねぇ?w」

酒井とそんなしょーもない言い争いをしている中、ふとウキが微動した
コツコツと叩くような、酒井が動いたことによる揺れとは明らかに違う不自然な動きを木村は決して見逃さなかった

木村「酒井来たぞ…アタリが」
酒井「まァじ?」

ズ  ン  !!!!!!!!!!!!!!!!