『いやいや、そんなフラグないですよう!望まれてないですし!』
『出る場所はわきまえないとね。』
『KPOPばっかり歌いますがいいですか?wなんてー。』

2019年、7月。
世界は、突如発掘された過去の酒井文明の遺産から溢れ出す、余りにも巨大な不遜に対処出来ずにいた。広範に激臭の拡散を許し、トロマンが蔓延。
『酒井インストール』か『木村インストール』か、あるいは──────
人類は、大きな選択を迫られようとしていた…。

「あーーーーーいらいらするーーーーーーーっ!!」

SEAG社内、某日。業界を堕とす不遜のトロマンこと、お馴染み酒井智史。

「な〜んでァタシの昔のツイートごときでこんなことになってるワケ?wありえないでしょ!まァじで!w」

今まさに業界どころか世界を堕とさんとしている永遠の徒花は、今日も元気に不遜を振りまいていた。

「どうするんですか酒井さん。このままだとPSOの戦犯から人類の戦犯になっちゃいますよ。」
「しなびたキノコみたいな頭して生意気ねぇ〜!もっと大らかにやろうぜ。」
「…賛否両論ですよねw(うるせーよトロマン)」

不遜に対して高い耐性を持ち、自らもまた高水準の不遜を秘めたEP6の戦犯容疑者でさえこの始末。
…咲かせてみせよう不遜の徒花、こいつにはやはりこの男。

ズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

「…だったら高く『飛べば』いいじゃん。」
「んっ!!木村っ!!世界なんて放って一緒にイきましょ!!」
「黙ってろハゲ。いつもより激しくいくぞ!!」

パンパンパンパンパンパンパンパンパンパパンン!!!!!!!!!!!!!!!!
キ───────────ィィィィィン!!

拡散した濃密な不遜により高まった世界のKMRインストール粒子を束ね、25cm砲に注ぐ令和の侍。空前絶後の肉弾性交により生まれたエネルギーが、唸りを上げる。
瞬間、極光と共に2人の姿が搔き消えた。

「今日の俺はスペースシャトル木村だ。外宇宙まで一気にイくぞ!!」
「アイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!木村っ!!超えるっ!!大気圏超えて銀河超えちゃうっ!!」

「…僕は必要(な犠牲)だと思ってます。」
「(折り鶴楽しいですよ…)」
「!?」

…かくして不遜の大元と呼応する侍が彼方の星のトロマン座となり、インストール現象は沈静化。世界は平穏を取り戻す。毒キノコは折鶴男や黒ギャルと仲良く折り鶴部屋へ。ついでに青白迷文おじさんも死んどけや。