TBSの武田信二社長(63)が29日、東京・赤坂の同局で定例会見を行い、「ビビット」の放送内容について
「不適切な内容だった。深くおわびしたい」と謝罪した。

 同局の「白熱ライブビビット」(月?金曜前8・00)1月31日放送分で取り上げたホームレス問題について
放送内容と制作過程をあらためて検証した結果、取材した男性を傷つける表現や取材手法に不適切な点が
あったと番組と公式サイトで謝罪。「ホームレスへの偏見を助長する」などと批判が集まり、取材を受けた
ホームレス男性が「怒鳴る場面を頼まれた」などとヤラセを指摘する報道もあった。

 武田社長は「大変不適切な内容だった。関係者の皆様にあらためておわびしたい」と謝罪。
「現場も(他の番組と)差別化を図るため追い詰められていたこともあったようだ」と気遣いながらも「社内教育や
企画の内容のチェックをきちんとやるように現場にお願いしている」と語った。

 番組公式サイトで、当該放送は「多摩川の河川敷で暮らす男性が、法定の予防接種を受けさせずに
犬を多頭飼育していることについての問題点を伝えると同時に、そうした暮らしをせざるを得なくなっている
男性の境遇や心情にも迫ろうとしたものでした」と説明している。

 スポニチ
 http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/03/29/kiji/20170329s00041000285000c.html