ロン氏は、Appleはまず少ないコア、低クロックでスタートし、徐々にコア数を増やし、クロック数を上げていったと説明しています。
A7は2コア、クロック数は1.3GHzでした。A14は6コアで最大2.99GHzのCPU、4コアGPU、16コアNeural Engineで構成されています。
そしてM1は3.2GHzの8コアCPU、8コアGPU、16コアNeural Engineです。

そしてロン氏は、M1 Macのパフォーマンスが優れているのはARM ISAのおかげというよりも、Appleが2010年にARM ISAへの取り組みを開始したからだと締めくくっています。

「Appleは、低クロックで始めて、徐々にアウトオブオーダー実行(OoO)、スペキュレイティブ実行を実現しようと計画していた。そのために必要なのがISAで、これをARMが提供した。

M1のパフォーマンスが優れているのはARM ISAのおかげというよりも、Appleが10年前に着手したコア計画のおかげだろう」