「Fall Creators Update」でUSBキーボード・マウスが動かなくなる不具合 〜2月のWindows Update
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1108305.html

 日本マイクロソフトは23日、2月の月例アップデートで配信した「Windows 10 Fall Creators Update(バージョン 1709)」
向けの更新プログラム(KB4074588)を適用した環境で不具合が発生していることを明らかにした。
キーボードやマウスといったUSBデバイスが使用できなくなるという。

 「KB4074588」にはUSBデバイスのドライバーが含まれているが、一部の環境でインストールが失敗する。
それにもかかわらず、メンテナンスタスク(StartComponentCleanup)が誤って元のドライバーを
削除してしまうため、USBデバイスが利用できなくなる。

 ドライバーのインストールが失敗する要因はさまざまであるため、個別のトラブルシューティングが必要となるが、
一般的にはウイルス対策ソフトウェアが邪魔をしているケースなどが考えられるという。

 同社は回避策として、「KB4074588」を適用しない、管理者権限で“StartComponentCleanup”
タスクを無効化するなどの方法を案内している。

 もし不具合が発生してしまった場合は、「KB4074588」のアンインストールを行う必要がある。
タッチパネルやPS/2接続のキーボード・マウスが使える場合、または「リモート デスクトップ接続(RDP)」が利用できる場合は、
それらを利用してアンインストールが可能。そうでない場合は、「Windows 回復環境(Windows RE)」から
「KB4074588」の削除を試みる必要がある。