3/25(水) 14:06配信 ロイター

イタリアでは新型ウイルスの感染拡大で、厳しいロックダウン(外出禁止などの移動制限)措置が課されている。だが、規則を無視して外出している人もおり、地元の市長らは口々に、「家に帰れ」と怒りをあらわにした(ナレーションなし)。

ロックダウンを無視する人々に、イタリアの市長らが激怒している。
カンパニア州のデ・ルカ知事
「卒業パーティーをやっている者がいるという知らせを受けた。
火炎放射器を持った国家治安警察隊を送る」

中部の基礎自治体、グアルドタディーノのプレシュッティ市長
「どこへ行こうというんだ。郵便局に並んで携帯電話を充電したり、ATMに並んだりするつもりか。
家にいろ。人が死んでいるのが分からないのか。1日に400人以上も死んでいるんだぞ。本当に死んでいるんだ!」

南部バーリのデカロ市長
「私は市長だ。市の法令を守ってもらう。
早く家に帰りなさい。ここには誰もいてはならない。
さもないと警察を呼び、強制的に帰らせる。帰った帰った!」

中部の基礎自治体、ルチェラのトゥトロ市長
「家から家を回って、女性の髪を直す訪問美容師だと? どういうつもりだ。何の意味があるのか。
棺が閉まろうとしているのが分かっているのか。
いくらヘアスタイルがきれいになっても棺に入っていたら誰も見やしないぞ」

南部バーリのデカロ市長
「ピンポンは禁止! 帰れ。家のプレイステーションで遊んでいろ。
ここにいてはいけない、帰った帰った。
家にいろ、と言っている!」

南部レッジョ・カラブリアのファルコマタ市長「くたびれた犬を連れて、のんびりジョギングしている市民がいた。私は彼を呼び止めてこう言った。『これは映画じゃない。君は『アイ・アム・レジェンド』でウィル・スミスが演じた、唯一の生存者じゃない。家に帰れ」

最終更新:3/25(水) 15:06
ロイター

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