・日本人観光客などへのビザ免除、10月1日開始

10月1日から日本人、韓国人観光客へのビザ免除および中国人観光客への空港到着後に発行されるアライバルビザによる入国許可が開始される。同措置は1年間の試行となる。日本人、韓国人はミャンマー国内の国際空港での入国のほか、タイ国境ゲートのミャワディ、タチレク、コタウン、ティキでの入国も対象となる。

当初はビザ免除に際して、1,000ドルの所持金などを空港で提示しなければならない規定があったが、国内観光業界からの反発を受け、不要となった。さらに、従来出入国時に提出しなければならなかった出入国カードは9月13日に廃止された。観光業界はこうした一連の措置を歓迎するとともに、長期滞在し、ミャンマー各地を訪問する西欧からの観光客へのビザ免除措置も引き続き政府に働き掛けている。

ホテル観光省によると、2018年1〜8月の入国者数は86万9,788人と前年同期比1%増にとどまった。地域別にみると、西欧からの入国者は前年同期比26%減の11万3,000人、北米からは15%減の4万8,000人となった一方、中国からは33%増の17万4,000人、日本と韓国はそれぞれ1%減の6万5,000人と4万2,000人だった。西欧や北米からの観光客増加が見込み薄の中で、政府は東アジア地域からの観光客に期待している。

・Myanmar eVisa (Official Government)
https://evisa.moip.gov.mm


2018年09月27日 JETRO
https://www.jetro.go.jp/biznews/2018/09/352148be1d5dbf1b.html