ワシントン(CNN) 米国民の4割がロシアを米国の敵として認識しており、約6割がトランプ米大統領のロシアへの対応が友好的過ぎると考えていることが20日までにわかった。CNNの世論調査で明らかになった。

米国の主要な同盟国に対するトランプ大統領の外交的手腕には欠点も見られるが、一般の人々の同盟国に対する見方に大きな変化はないようだ。英国を同盟国もしくは少なくとも米国にとって友好的と考えている人の割合は90%。フランスでは同90%、ドイツでは同85%となった。イスラエルに対しては75%が同様の認識を示した。トランプ氏が大統領に就任した2017年以降、これらの数字に大きな変化は見られない。

一方、北朝鮮を敵国と認識する人の割合は59%と14年の55%から上昇した。

ロシアを敵国と認識する人の割合は41%で14年の25%から上昇した。1999年にこの質問をして以降で見ても高い水準にある。

この2カ国に対する見方が厳しくなった背景には民主党支持層の中で、そうした見方が拡大していることが影響していそうだ。ロシアについて敵国とみなす民主党支持者の割合は56%で2014年の20%から上昇した。北朝鮮を敵国とみなす割合は61%で14年の53%から増えている。

共和党支持層の中ではイランを敵国とみなす人の割合が67%と14年の58%から上昇している。

トランプ大統領の外交手腕については、支持している割合は40%にとどまった。55%が不支持を表明した。

CNN
https://www.cnn.co.jp/usa/35124264.html