南米ペルーの世界遺産マチュピチュ遺跡に向かう鉄道で7月31日あった列車同士の衝突事故で、乗り合わせた大谷壮史さん(37)が当時の様子などを電子メールで毎日新聞に寄せた。

大谷さんによると、乗っていた列車は約1時間40分間停止した後に運行を再開。「車内で歓声が上がったと思ったら、突然『ドカン』という音がして、(座席の)前のテーブルに腹部を強打した。列車の男性スタッフが頭から血を流したり、骨折したとみられる女性乗客が担架で運ばれたりして騒然となった」という。

 大谷さんは妻と一緒に旅行していた。病院には搬送されなかったが、夫妻とも軽傷で打撲とみられるという。

 共同通信などによると、鉄道会社に対するデモの影響で、列車が始発駅とマチュピチュ駅の間で停止。運転再開後間もなく、別の会社が運行する列車に追突したという。

 インカ帝国のマチュピチュ遺跡は日本人観光客も多く訪れる。

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毎日新聞
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