一般に高学歴の人は低学歴の人に比べて健康的だというのが通説だ。野菜や果物の摂取量も多いし定期的に運動をする人が多い。
ところがひとつだけ例外がある。定期的にアルコールを摂取するという人は低学歴の人に比べると高学歴者に圧倒的に多い。
さらにこのグループの飲酒量は欧州でもトップだという。週に数回以上飲むという人は高学歴者の46.7%に上る。
欧州全体では24%に過ぎない。

調査を行ったナイメーヘンのラットバウト大学の調査員ステファニー・アンドレも、
「調査前には南欧諸国が一番飲酒量が多いと考えていた。
オランダは質実剛健かつ清貧を良しとした宗教的な背景があるため飲酒量は少ないはずと見積もっていた。」と調査結果に驚いている。

最近では金曜日の仕事のあとの飲み会(Vrijdagmiddagborrel)や食事のときのワインというのが、とくに高学歴層では一般的になっている。
当然不健康であることは十分承知の上でだ。さらにこの習慣は「遺伝的」要素もあると、調査員。
高学歴の両親を持つ人の60%は定期的に酒類を摂取するという結果が出ている。
その中でも年齢の高い女性と若い男性が抜き出ている。

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