(CNN) ロシアが、
東欧リトアニアとポーランドに挟まれたロシアの飛び地カリーニングラードにある
核貯蔵施設に対して大幅な近代化を実施した可能性があることが20日までにわかった。
安全保障などについて提言を行っている米科学者連盟(FAS)が発表した報告書で明らかになった。

FASが公開した航空写真によれば、2016年以来、施設では大規模な改修が行われていることがわかるという。

3つある地下の貯蔵施設のうちのひとつが掘り返された後に再び深く埋められ、
上部が覆われたように見えるという。FASは「すぐに稼働状態に戻ったと推定される」としている。

FASの核関連情報プロジェクトでディレクターを務めるハンス・クリステンセン氏はブログへの投稿で、
今回の画像からは、核兵器が貯蔵されていたのかや、これから貯蔵されるのかはわからないとしている。
空軍と海軍の共同利用や、空海陸軍や防空部隊などの核弾頭のために使われる可能性もあるという。

ロシア政府は以前、同地での兵器配備に対する権利を主張していた。

東欧では、ロシアが14年にクリミアを併合して以来、緊張状態が続いている。

カリーニングラードにあるスタジアムではサッカーワールドカップ(W杯)の試合も行われている。

https://www.cnn.co.jp/storage/2018/06/19/3b5e96016b8219e98d6a8992d2c4df66/t/640/360/d/kaliningrad-bunker.jpg

CNN
https://www.cnn.co.jp/world/35121104.html