米国の大学に在籍する留学生の数は2017年、前年比で4%減少していたことが分かった。
主な原因の一つは、コンピュータサイエンスや計算機工学などを学ぶインド人学生が減ったことだ。

米シンクタンク、National Foundation for American Policy(NFAP)が
米国土安全保障省のデータを基に行った調査によれば、
2017年にこれら学科の修士課程に在籍していたインドからの留学生数は、
前年より1万8590人程度少なかった(21%減)。NFAPはこうした傾向について、
米国の大学にとどまらず、米企業・経済にも多大な悪影響を及ぼす恐れがあると警告している。

各国からの留学生は、米経済に年間数十億ドル規模の貢献をしている。
卒業生たちは米国内でも特に大きな成功を収めている企業に対し、欠かすことのできない役割を果たしてきた。
だが、トランプ政権が外国人留学生の卒業後の就労機会を制限する方針を打ち出していることから、
留学生の減少傾向は今後も、加速する可能性があるとみられる。

2012 〜17年に米大学に在籍していた留学生数は、以下のとおり(かっこ内は左から大学院生/学部生の数)。

2012年:63万3070(28万3680/34万9400)
2013年:67万3480(30万1490/37万1990)
2014年:74万7400(34万1470/40万5930)
2015年:77万6720(36万380/41万6350)
2016年:84万160(38万9310/45万850)
2017年:80万8640(36万7920/44万720)

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