ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はオーストリア訪問に先駆け、
ロシアは欧州連合(EU)を分断しようとはしていないと発言した。
同大統領が西欧地域の国を訪れるのはおよそ1年ぶり。

プーチン大統領は5日にオーストリアのアレクサンダー・ファン・デア・ベレン大統領および
セバスチャン・クルツ首相、企業トップなどと会談する。

会談では、2014年にロシアが一方的に併合したクリミアや、
ウクライナ東部の親露派を支援していることを受けた経済制裁について話し合われるもようだ。

プーチン氏はオーストリアの公共放送ORFに対し、EUはロシアにとって最も重要な商業・経済的パートナーであり、
「一致と繁栄」を望んでいると話した。

「EUの心臓部に問題があればあるほど、我々にとってのリスクや問題も増える」

「我々はEUと協力関係を気付く必要がある。EU域内の人やモノを分断するような目標は持っていない」

同大統領はまた、たびたび取りざたされているロシアの与党・統一ロシアと
オーストリアの極右・自由党とのつながりを否定した。

https://ichef.bbci.co.uk/news/660/cpsprodpb/51FB/production/_101878902_putinreuters.jpg

BBCニュース
http://www.bbc.com/japanese/44365836