2 :やるっきゃ騎士φ ★:2011/12/27(火) 09:10:10.84 ID:???
-続きです-
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■ハーグ条約加盟しても残る問題
日本は先進8か国(G8)で唯一、国際結婚が破綻した際に子どもが無断で国外に
連れ出された場合は元の在住国に戻すことを定めた「ハーグ条約」に加盟していないが、
国際的な批判の高まりを受け、加盟方針を決めている。

しかし、日本がハーグ条約に加盟したとしても、加盟後の連れ去り事例にしか適用されない。
米国の親が日本に連れ去られた子どもの引き渡しを求めている120件を超える未決事例は、
適用外だ。

ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は19日、
玄葉光一郎(Koichiro Gemba)外相との会談でこの問題を再度取り上げ、日本に対し
条約加盟に向けた「断固とした行動」と「未決事案への対策」を求めた。

子ども連れ去り問題に長年取り組んでいる米共和党のクリストファー・スミス(Christopher Smith)
下院議員は、ガルシアさんの事例について
「問題解決へ向け迅速に行動する必要があると、改めて日本政府に警鐘を鳴らした」事例だ
と指摘する。
「わが子が連れ去られ、不法に拘束されたままの他の親たちは、今年のクリスマスも苦しみを
抱いて過ごしている」

スミス議員は来年にも、連れ去り事件解決にあたって米政府の権限を拡大する法案を議会に
提出する予定だ。この法案は米政府に対し、子ども連れ去りに対する各国の取り組みの評価を
義務付ける内容で、ハーグ条約未加盟国も評価対象とし、相手国に制裁を課すこともできる。

「この法案は(子ども連れ去りの)問題を、ダビデとゴリアテの戦いではなく、国と国との
闘いにするものだ」と、10年前に制定された人身売買に関する法律の提案者でもある
スミス議員は語った。

■ガルシアさん、日本の法制度不備を批判
ガルシアさんは、日本の法律が改正され、家庭裁判所に親権を執行する権限が
与えられない限り、他の親が子どもたちと再会することはほとんど不可能だと言う。
「元妻が逮捕されて、やっと日本の裁判所に欠けている法執行力を獲得できた。
もし彼女が逮捕されていなかったら、カリナは二度と帰ってこなかっただろう」

この数か月のストレスで、カリナちゃんは体重が減り、米国への移住に不安を感じていると
ガルシアさんは話した。それでも、父と娘は少しずつ、互いを理解し始めているという。
4年間の別離でも変わらなかった部分もあった。カリナちゃんは今でも人形を全部
ベッドの上に並べて眠る。それに就寝時の習慣も覚えていた。

「彼女は、毛布をかけずに待っていた。私にかけてもうらために。
娘が帰ってきたと実感したのは、その瞬間だった」と、ガルシアさんは語った。

-以上です-
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