流通大手のイオンは、ベトナム北部に新たなショッピングモールの建設を始め、
経済成長に伴って中間所得層が増え続けているベトナムでの事業拡大を進めています。

イオンは4年前、最大の都市ホーチミンで1号店をオープンさせて以来、
毎年6%を超える経済成長を続けるベトナムでの事業拡大を進めていて、
首都ハノイから100キロほど離れた北部の港湾都市、ハイフォンにも新たな店舗を建設することになりました。

13日に行われた起工式には、フック首相など合わせて500人が集まり、
梅田邦夫大使が「ショッピングモールができることで多くの雇用が生まれる。
レストランは地元の食材を利用することで、地域全体の発展につながる」と述べました。

ベトナムで6店舗目となるこの店舗は、地上3階地下1階建てで、売り場の面積は7万4000平方メートル、
再来年の開業を目指しているということです。

流通業界では人口減少に伴って、国内市場の縮小が見込まれる中、
経済成長が続く中国や東南アジアへの出店を加速させています。
イオンモールの吉田昭夫社長は「これまで本格的なショッピングモールを利用したことがない人たちに、
日本と同じレベルのサービスを提供することで、新たな体験をしてもらえると思う。
ベトナムでの店舗網をさらに拡充していきたい」と話していました。

関連ソース画像
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180513/K10011436941_1805131540_1805131543_01_02.jpg

NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180513/k10011436941000.html