【2月4日 AFP】
ドイツの情報機関、連邦憲法擁護庁(BfV)のハンス・ゲオルク・マーセン(Hans-Georg Maassen)長官は
同国公共放送ARDとのインタビューで、北朝鮮がベルリンにある自国大使館を通じ、
核開発および兵器開発のための機器や技術を入手していたと明らかにした。
インタビューは5日に放送予定だが、一部が3日に公開された。

 マーセン長官はその中で「われわれは(在ドイツ北朝鮮)大使館から多くの調達活動が行われていることに気付いた」と述べ、
「これらの調達活動はミサイル開発プログラムだけでなく、一部は核プログラムのために行われたとみている」とした。

 同長官は北朝鮮が入手した技術の詳細には言及していないが、民生用にも軍事用にもなると言明。
「このような活動に気付いた場合には阻止している。しかし、すべてを察知、阻止することは保障できない」と述べた。

 ARDの調査によると、BfVは2016、17両年、
在ドイツ北朝鮮大使館を通じた技術調達活動に関する手掛かりを入手した。
また2014年には、同国に駐在する北朝鮮外交官が化学兵器開発に利用する機器の入手を試みていたと明らかにした。(c)AFP

画像:ドイツ連邦憲法擁護庁(BfV)のハンス・ゲオルク・マーセン長官
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AFP
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