【ナイロビAFP=時事】ケニアの首都ナイロビで22日、閣僚や議席の少なくとも3分の1は女性にするよう定めた憲法が全く守られていないことに抗議するデモが行われた。約500人のデモ参加者の大半は当然ながら女性。主催したワンゲチ・ワチラさんは「2級市民扱いにケニアの女性は疲れ果てている。意思決定の場にきちんと席を保証するよう今、立ち上がった」と訴えた。

 ケニヤッタ大統領が指名した現内閣は今のところ全員が男性。違憲状態を告発するワチラさんは「計算上、少なくとも9人は女性でないといけないはずだ」と憤る。
 議会では、議席の3分の1を女性にできなかった場合、解散を義務付ける法案が繰り返し提出されてきている。しかし、男性議員多数の中で成立の見通しは全く立っていない。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018012301062