ロシアのプーチン大統領は25日、国内で活動する外国のメディアを「外国エージェント」に指定し、監視を強めることを目的とした改正マスコミ法案に署名した。27日に施行される。米政府が露国営衛星テレビ「RT」を「外国エージェント」に指定し、資金の出入りなどの報告を義務づけたことへの報復措置。


 「外国エージェント」はロシア語で「スパイ」を意味する。露下院は今月15日に改正法案を可決し、上院も22日に可決。外国メディアを「外国エージェント」に指定する具体的な要件は今後、露司法省が定める。米議会が資金を出す「ラジオ自由ヨーロッパ」や、米国営ラジオ「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)などが対象になる見通しだ。
mainichi
2017年11月26日 22時02分
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