https://www.cnn.co.jp/storage/2017/10/25/1d93d05e8b08fbd3f09b5836fd1fe8d5/sweating-blood-case-study-exlarge-169.jpg

無傷の顔や手のひらから赤い血が汗のように流れ出る――そんな症状に見舞われて入院したイタリアの21歳の女性に関する報告が、このほどカナダの医学誌に掲載された。

患者の女性の氏名は研究の慣例として伏せられている。女性の皮膚にはひっかいたり切ったりしたような傷はない。
問題の血はこれといったきっかけもなく流れ出し、1〜5分ほど経つとひとりでに止まるという。
眠っているときに流れることもあれば、運動している最中に流れることもある。
症状が出初めてからの3年間、女性は人付き合いを避けるようになり、うつ病やパニック障害の兆候にも悩まされてきた。
女性の肌の分析や流れた血液の検査の結果からはいかなる異常も見つかっていない。

23日付けの医学誌の記事によれば、フィレンツェ大学に籍を置く皮膚科医2人が女性を診察し、
正常な皮膚から血液がにじみ出る「血汗症」と呼ばれる珍しい疾患だと結論付けた。
医師らはまず抗うつ剤などを投与してうつ病とパニック障害の治療を行い、次に不整脈などの治療に用いるプロプラノロールを処方した。
治療によって出血の量は減ったが、完全に止まることはなかった。

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https://www.cnn.co.jp/world/35109342.html