ロシアの米大統領選介入疑惑をめぐるマラー特別検察官による捜査に関連し、首都ワシントンの連邦大陪審が27日、この捜査で初となる訴追を承認したことが分かった。複数の情報筋が明かした。

訴追内容は連邦判事の命令により非公開とされ不明。情報筋によると、訴追された人物を30日にも拘束する計画が整ったという。
マラー氏は5月、ロシアによる昨年の米大統領選介入疑惑への捜査を主導するため任命された。

事情に詳しい関係者によると、ロシア関連捜査を統括するローゼンスタイン司法副長官は、特別検察官の捜査関連規則に基づき、大陪審への訴追請求前に訴追内容を把握していると見られる。

27日には、マラー氏の捜査に協力している幹部検事がコロンビア特別区連邦裁判所の法廷に入っていくのが目撃された。ここはロシア関連捜査で大陪審が証言を聞く部屋となっており、同日は慌ただしい動きが確認された。

ローゼンスタイン氏は、トランプ米大統領が米連邦捜査局(FBI)のコミー前長官を突如解任した直後に、マラー氏を特別検察官として任命。マラー氏は、コミー氏が大統領選期間中の昨年7月に開始した連邦捜査を引き継いでいた。
cnn
2017.10.28 Sat 12:49 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35109512.html