2017年9月3日、東方網は、2014年に消息を絶ったマレーシア航空旅客機の調査をしていたマレーシアの外交官が、マダガスカルの首都アンタナナリボで暗殺されたと伝えた。

英紙デーリー・メールの1日付報道によると、同航空370便の調査にあたっていたマレーシアの駐マダガスカル名誉領事1人が、
8月24日にアンタナナリボで何者かに銃殺されたという。この領事は2009年に起きた誘拐事件に携わったことで前々から狙われていたとの見方もあるようだ。

その一方で、同便の残骸の収集活動を行っているという米国の弁護士は「領事はマダガスカルで同便の残骸を集め、
現地で見つかった残骸をマレーシアに送る任務を負っていた。領事は新たに見つかった残骸をマレーシアの調査員に渡そうとした際に暗殺された」と語っている。

英紙ザ・サンは、墜落地点の調査グループの元メンバーが「領事は殺される前にマダガスカル運輸省に残骸と思われる物体を取りに行っていたようだ」と語ったことを伝えた。
記事によると、同便の残骸は南アフリカやマダガスカルなどで多く見つかっているが、
現在残骸と確認できているのは3点のみで、残りは「ほぼ間違いない」「可能性が高い」「残骸と思われる」といった状態であるという。

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