ニセの「がん闘病」で多額の寄付金を集めた女
http://static.techinsight.jp/wp-content/uploads/2017/08/vedoutie-hoobraj-300x276.jpg

このほど米フロリダ州オーランドで詐欺罪につき逮捕された38歳の女。「がんを患って1年半。
多大な医療費がかかり生活も苦しい」と訴えて人々から多額の寄付金を集めていたが、
すべてが嘘で計画的な詐欺行為であることがわかったという。地元メディアの『Greenburgh Daily Voice』が伝えた。

ニセのがん闘病を訴え人々から寄付金を騙し取っていたのは、ニューヨーク州ウェストチェスター郡のアーズリーに暮らしていた
ヴェドウティー・フーブラジ(シヴォニー・ディーカランと名乗ることも)という38歳の女。
クラウドファンディングの有名サイト『GoFundMe』にページを開設して人々に寄付を呼び掛け、
2014年から2年にわたり300人以上から5万ドルを超す寄付金を集めていた。
うち2万ドルは地元の「アーズリー高校」にある学生の募金活動団体から寄せられたものであったという。

警察には「メモリアル・スローン=ケタリングがんセンター(Memorial Sloan-Kettering Cancer Center)で病気を診断されたが、
その医師はネパール地震で死亡したため現在は別の医師のところに通っている」と話したフーブラジ。
血液検査の結果などに手を加え、頭髪と眉毛が抜け落ちたがん闘病を思わせる写真などを公開していたが、
まつ毛が生えていることは不自然であった。検査記録などの重要な文書を偽造し、善良な人々を騙して
お金を集めたフーブラジに有罪判決が下った場合、最高で懲役20年の実刑判決が言い渡される可能性があるという。

http://japan.techinsight.jp/international/2017/08/yokote201708130928.html