保護区近く、ごみ捨て禁止=象が食べ寿命縮める−スリランカ

スリランカ南部の保護区内の水辺を歩く野生の象=2月24日、ウダワラウェ国立公園(EPA=時事)
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時事(2017/06/07-18:34)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017060701105&;g=int

 【コロンボAFP=時事】スリランカの野生動物保護区の近くに投棄されたごみを、野生の象が食べてしまう例が後を絶たず、政府は5月末、野外のごみ投棄を禁止した。一方、ごみ捨て場50カ所以上に電流フェンス設置も指示し、対策に追われている。
 政府は声明を出し「ごみ捨て場周辺をうろつく象は300頭近くいる。腐ったごみを食べて寿命を縮めている」と危機的状況を訴えた。ごみを連日あさる群れが徐々に増えているという。
 スリランカには野生の象が推計7500頭生息している。これとは別に人に飼われている状態の象も200頭いるとみられる。(2017/06/07-18:34) 関連ニュース